飲食店レポート系記事のポイント
香芝市で馴染みのお店、新しく出来たお店、色々と気になりますよね。
それはライターの皆さんだけでなく、読者の皆さんも同じです。
そこで、お店に行く時・記事にする時に気を付けて欲しいポイントをまとめてみました。
・どんなお店なのかはタイトルで!
・お店の写真を撮ろう!
・料理の写真を撮ろう!
・どんな料理なのか書こう!
・どんなお店なのかはタイトルで!

この記事のタイトルが良いのは、「出汁の効いた」というこのお店の特徴を、タイトルでしっかりと伝えているからです。
香芝で「美味しいたこ焼き」が食べれる店
から、一歩踏み込んだ
香芝で「出汁の効いためちゃ美味しいたこ焼き」が食べれる店
になっていますね。

この記事のタイトルも良いですね。
志賀直哉が「奈良にうまいものなし」とボヤいたのは有名なお話です。
http://small-life.com/archives/14/08/1423.php
でも「香芝にうまいもんあり!」と反語で返して、さらに「卯之庵の絶品親子丼」と続けることで
お店とメニューの両方の情報を、この短いタイトルでしっかりと伝えています。
ついついパパっと書いちゃいますが
「このタイトル、読者の人がどんな反応をするかな?」と読者の反応を探るのが、楽しいところです。
お店の写真を撮ろう!
お腹空いた・・・はやく注文して食べたい・・・
あ、料理の写真を撮らなきゃ・・・
となるその前に、ちょっと待ってください!
記事を読んでいる人は、そのお店のことを知らない事がほとんどです。
料理の前に、まずはお店のことを知ってもらう必要があります。
具体的には、「お店の外観・内観」を撮ってください。

お店の外観があると「あー、あの道路沿いのあそこかー!」と気づいたり

「おっ、このお店はうどん屋さんだけど、焼肉も食べられるのか!」となります。
そしてほとんどのお店は、外からでは店内の様子がわかりません。
なので店内の写真は、まだお店に行った事がない人にとって、雰囲気をつかむ重要なポイントとなります。

「食器什器もきちんと整理されているので、清潔感があるなぁ」

「カウンター席だと、こんな美味しそうな光景が見れるのか!」といった感じですね。

店内を撮影するとき、他のお客さんの顔が写ってしまうこともあるでしょう。
でも、編集部が加工しますので安心して投稿してくださいね。
料理の写真を撮ろう!
さて、お待ちかねの料理の写真です。
でも、料理は出来立てが一番美味しいです。
あまり時間をかけて撮らず、パパっと撮影して熱いものは熱いうちにいただきましょう。


まず真上からの撮影。基本パターンの一つです。
この撮り方は、セットメニューを一目で確認することが出来ます。


そして目の前に料理がきたら、パチリ。


この時、思い切ってカメラを近づけ、「寄り」の写真を撮るのも一つの方法です。



そして箸で料理を持ち上げた写真。
麺類では通称「リフト」と呼ばれる手法です。
これも読者の方が実際に食べているシーンが思い浮かぶので、ぜひ撮ってみてください。



そして最後に、食べ終わった写真も面白いです。
これは「私は最後まで美味しくいただきました!」という読者へのメッセージとなります。
料理の写真撮影については、このリンク先もご参考になるかと思います。
「見る人に味を想像させることが大事」と書かれていて、ナルホドと思いました。
https://www.hotpepper.jp/mesitsu/entry/mamoru-onoda/2020-00329
どんな料理なのか書こう!
さて、最後に「そのお店や料理の特徴」を書いていきましょう。

「かけうどんが300円で3玉まで増量できます」という、コストパフォーマンスの良さも特徴です。

「北海道根昆布出汁使用の出汁の効いた冷めてもめちゃ美味しいたこ焼き」なら、持って帰ってお酒の肴にもピッタリですね。

商品の由来や製法、そしてライターさん自身の感想とフルセットです。ハラショー。

そのお店のことは、お店の人が一番良く知っています。
可能なら、インタビューなどしてみるのも良いですね。
以上、「飲食店レポート系記事のポイント」でした。
香芝市にあるこのお気に入りのお店の料理を、もっと多くの人に知ってもらいたい。
読者の方が読んでいてお腹がすく、そしてお店に行ってみたい!と思えるかを想像して、書いてみて下さいね。
自己紹介系記事のテンプレート
ライターの皆さんの第1回目のお題「自己紹介」をベースにした自己紹介系テンプレートです。
自己紹介の構成要素
・簡単な自己紹介
・お店の紹介
・お店のウリ
・自分がなぜその商売をしようと思ったのか
・お店の宣伝とインフォメーション
みたいに、幾つかの要素から3つ4つ程度を使って書いていくといいと思います。
サンプルとして「香喜庵」という和菓子屋さんの五代目の自己紹介記事を作ってみました。
書きたいこと
・香喜庵の紹介
・「おきつね最中」が名物である
・なんで和菓子職人になったのか
・五代目 香喜庵の創る和菓子
・インフォメーション
使う写真
・働いているところ
・お店の外観か中
・おきつね最中
・五代目 香喜庵の創る和菓子
・自分の写真
タイトル:創業120年、老舗和菓子屋の五代目「イチタロー」です!
リード:
みなさま、はじめまして!
香喜庵の五代目を務めておりますイチタローと申します。
今日は、私が店主をやっております香芝の老舗和菓子屋についてご紹介させていただきます。
見出し1:文久三年から続く和菓子屋

本文1:香喜庵は、今から120年前に初代・斯波一太郎が大和の国・五位堂村で茶屋を始めたのが、その歴史の始まりと言われています。
お伊勢参りの途中に寄れる一番茶屋として多くの人で賑わったと伝えられております。
見出し2:海外からわざわざ食べにいらっしゃる名物「おきつね最中」

本文2:当庵の名物「おきつね最中」は、狐井に伝わる伝説「きつねの井戸」に出てくるお供え物として作り上げた最中です。
上質の小豆を使った濃厚な餡とさっくりとした皮が特徴で、海外からも高い評価を頂いております。
見出し3:イチタローが和菓子職人になった理由

本文3:そんな歴史ある香喜庵で育った私ですが、小さい頃から和菓子ばかり食べていたこともあり、学生になる頃には「洋菓子を好きなだけ食べたい!」と思うようになり、パティシエになりました。
ところが、ある日。
いつものように「勉強」と称して子供と一緒に「洋菓子巡り」をしていたとき立ち寄った小さな和菓子屋さんでいただいた「最中」を子供が大喜びして食べていたんです。
「あ、私も子供の頃はこんな顔して最中食べていたんだな」
うちの子供に、私が作った最中を笑顔一杯で食べてほしい。
そう思い、実家に戻り和菓子職人として一から始めることにしました。
見出し4:五代目 香喜庵の創る和菓子

本文4:ちょっと恥ずかしいですが、こんな経緯で和菓子で育ち、洋菓子の修行をしたイチタローが創る和菓子は、和菓子の伝統を守りながらも、洋菓子の手法を取り入れた新しい『WAGASHI』を作っています。
おきつね最中、新作最中を是非召し上がってみてください!
どうぞよろしくお願いいたします。

と、まぁ、こんな感じで一つの段落が150文字程度で写真入りで書くといい感じになると思います。
ご参考になれば幸いです。
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どうやって記事書けばいいかわからん!という人のためのアドバイス
編集長のナカムラです。
最近周りにe-bike(電動自転車)を勧められまくっていて心が揺れ動いています。取材するにはe-bikeのほうがいいなと思ってしまったのが敗因です。
さて。
いつもCassivaの記事を書いてくれてありがとうございます。
みんな忙しい中、記事を書いてくださっているのですが、「どういうふうに書いていいのか未だにわからない!」と思っている方、多いのではないでしょうか?
今回は、「こんな感じで書けば、いい感じの記事になるよ」というのをまとめてみました。
目次
そもそも記事ってどういう構成なの?
1.タイトル
2.リード文
3.見出し
4.本文
5.まとめと行動を促す文
という5つのパーツから構成されています。
それぞれの説明とポイントをご紹介しますね。
1.タイトル
その記事がどんな内容なのかを「ひと目で」わかってもらうための場所です。
ふわっとしたものではなく、なるべく具体的な固有名詞(商品名や人名、イベント名など)を入れてわかりやすくしてみてください。
例えば、
「私のオススメ、激ウマラーメン店」
より
「野菜たっぷりの塩タンメンがおすすめ!西真美の『翠華楼』」
パッとイメージしやすくなったのではないでしょうか?
2.リード文
リード文は、本文の冒頭部分にあたる部分で記事の中へ“導く文章”のことです。
記事の概要をつかみやすくしたり、本文へスムーズに入り込みやすくする役割があります。
大きく分けて2つの種類があります。
・本文の要約
ハウツー系の記事とかでよく使われるパターンです。
たとえば、
「今回はITセキュリティ専門家の『つなぐる株式会社 井口さん』に教えてもらったスマホの安全な使い方を紹介します」
など、最初に概要(=以降に書かれている記事の内容)を説明するタイプが一般的です。
・本文へ入り込みやすくするための前フリ
落語でいうと「マクラ」、音楽でいうと「イントロ」にあたります。
そこに至るまでの流れや経緯をコンパクトに入れるといい感じになります。
例えば、

完璧ですね!
私はここに自己紹介的な近況も入れています。定形の自己紹介文を使い続けるとじわじわ浸透します。
リード文もタイトル同様、ダラダラさせずになるべくコンパクトにするのがポイントです。
特に最初の一文目は短く簡潔にしないと読む人が疲れて読んでくれなくなってしまいます。
3.見出し
次につづく本文へと誘導する役割です。
本文で一番伝えたいことを抜き出して使ったり、問題提起をしたりと「本文読めば知れるよ!」という感じで短めに作ります。
4.本文
一段落、100~150文字ぐらいで文章を作るのが基本です。
「この段落では何を伝えたいのか?」がはっきりすると見出しもつけやすくなります。読む側にとっても記事の中に強弱がついているとテンポよく読み進められますよね。
それと、ひとつの段落の中で話があちこちに飛ぶのはNGです!
見出しと本文を1対1になるように、ひとつの段落にはひとつの話題とすると読みやすくなります。
例えば、
見出し : 「ドローンを屯鶴峯で飛ばす最初のステップ」
本文 : 「ドローンにも色々種類があって、200g以下のドローンをマイクロドローンと言ったりします。
おすすめはDJIのMavicMiniなのですが、専用アプリを使って飛ばせる場所などを管理したり、動画の編集もできたりするので便利です。
屯鶴峯で飛ばすには市役所に「無人航空機の飛行に関するご案内」という書類を出す必要があります。」
うん。
なんだかわかりませんよね?
「ドローンの種類」「おすすめの機種」「専用アプリの紹介」「事前許可」が一緒に入っているのが原因です。
見出し : 「ドローンを屯鶴峯で飛ばす最初のステップ」
本文 : 「事前に屯鶴峰でドローンを飛ばせるのか、専用アプリなどを使って確認します。私有地はもちろん、国(市)有地であっても自由に飛ばせるわけではありません。事前に申請書などを提出しておく必要があります。」
どうでしょうか?
見出しと本文の関係が1対1になっていますよね。
伝えたいことがたくさんある場合は段落を分けて書くことをおすすめします。
5.まとめと行動を促す文
最後にさらっと、記事のまとめとちょっとした感想、そして読んだ人に行動を促す文章を入れておくことが大切です。
例えば、

で、どうやって書けばいいの?

私がいつも記事を書くときの10ステップをご紹介します。
1.書きたいことを箇条書きにする
2.なんで書きたいと思ったかを思い出す
3.どういう人に読んでもらいたいか考える
4.書きたいことを3~5つに減らす
5.流れに沿って書きたいことを並べ替える(ストーリーを作る)
6.タイトルを決める(なんで書きたいと思ったかがタイトルになりやすいです)
7.書きやすいところから見出しと本文を埋めていく
8.写真を入れる(1段落1枚が理想)
9.声に出して読んでみる
10.一日寝かせてから、もう一度見直して完成
まっさらな状態から書き始めると、途中で「あれ?ここからどうしよう?」と手が止まってしまいますよね?
慣れている人は、そんなこと考えなくても書けるのでしょうが、私も書くことは苦手です。
その対策として
1.書きたいことを箇条書きにする
2.なんで書きたいと思ったかを思い出す
から始めています。そして、シュッとした記事にするためと、書く量を減らすために「減らす作業」します。
3.どういう人に読んでもらいたいか考える
4.書きたいことを3~5つに減らす
5.流れに沿って書きたいことを並べ替える(ストーリーを作る)
一通り書けたら
9.声に出して読んでみる
10.一日寝かせてから、もう一度見直して完成
これが大事です。寝かせましょう。
こんな感じで書けば、いい感じの記事になる

・タイトルはなるべく具体的な固有名詞(商品名や人名、イベント名など)を入れてわかりやすく
・リード文は記事の概要をつかみやすく、本文へスムーズに入り込みやすくする
・ひとつの段落にはひとつの話題。見出しと本文を1対1になるように。
・最後にさらっと、記事のまとめとちょっとした感想、そして読んだ人に行動を促す文章を入れる。
まずは、書こうと思っている内容を箇条書きにして、3つぐらいの項目に絞ってから流れに沿って書いてみてください。
原稿、お待ちしております!

